「クラッシュ」という映画を観ました。
それなりに面白かったんだけど、一番面白かったのが、若い巡査が部長に問答を仕掛けに部屋に訪れるシーンで、話し合う二人の後ろの壁に何故かアーノルド・シュワルツネッガーの肖像が立てかけられていたところです。我ながらよく気付いたと思います。彼のファンだからなせる業でしょう。彼には原哲夫先生の描くような演技を忠実にできる名大根俳優として、一目を置いている今日の僕です。
そして映画上でその肖像に全く触れていないところがいい!カメラのアップさえない。遠目から、かつて、この人がこの所轄で大変な勇気ある行為を示したために肖像として飾られているのだろうというのが、わかるようでわからない。
「でもそれがいい」 隆慶一郎先生の名文句で幕を閉じたいと思います。
UNO
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